【徹底解説】ホラーのキャラクターたちが大集合したイラストを発見。何の映画に出てくる誰?④四段目

映画

前々回の記事から始まった、ホラー映画の悪役たちが大集合したイラスト、どの映画の誰なのかを解説していきます。今回は上から四段目の面々について。

ようやくはんぶんだねぇ〜

今日も名作勢揃いです、それでは行きましょう!

プルート『サランドラ』(1977)

左端のスキンヘッドの男は、『サランドラ』に登場するジュピター家の長男、プルートです。彼らは通りかかった旅人を襲撃し、その肉を喰らうという、とんでもないミュータントたちです。

プルートを演じたのは、『カッコーの巣の上で』の患者役で注目されたマイケル・ベリーマン。その個性的な風貌を活かし、その後もホラーやSF映画で活躍しています。監督は複数のホラー映画シリーズを手掛けてきた巨匠・ウェス・クレイヴンでした。

ジェイソン・ボーヒーズ『13日の金曜日』(1980)

そのとなりでアイスクリームを食べているのは、おなじみ『13日の金曜日』に登場するジェイソンです。殺人鬼だった母親の意思を引き継ぎ、クリスタルレイク湖畔のキャンプ場で飽きずに殺戮を行います。

このホッケーマスクがトレードマークになっていますが、映画中でかぶり始めたのは、1982年に公開された3作目からでした。その後も次々と続編が作られ、関連作品数は12作にのぼります。

ジョン・クレイマー『ソウ』(2004)

黒いフードをかぶって映画鑑賞に集中しているのは、人気ホラーシリーズ『ソウ』にて、初代ジグソウであったジョン・クレイマーです。彼の目的は、殺人それ自体ではなく、啓蒙。訳アリの一般人を薬で眠らせて誘拐し、デスゲームに参加させて見守ります。

演じているのはトビン・ベル。これまでに作られたシリーズは全8作です。1作目の監督であるジェームズ・ワンは、その後「死霊館」シリーズを手掛ける一方で、『ワイルド・スピード』や『アクアマン』などの非ホラー作品でも活躍しています。

ノーマン・ベイツ『サイコ』(1960)

そのとなりで、両手にカップを持っているモノクロの男は、名作『サイコ』に出てくるノーマン・ベイツです。彼の「母親」が、モーテルに宿泊した客を次々と殺していまいます。

アルフレッド・ヒッチコック監督によるこの作品は、なんといっても、シャワーでジャネット・リーが刺殺されるシーンが有名です。モンスターではなく「人間」が恐いという発想は、その後のホラー映画に多大の影響を与えました。

ブラームス『ザ・ボーイ -人形少年の館-』(2016)

七三分けできちんと正装をして座っている少年は、『ザ・ボーイ』に出てくる人形、ブラームスです。

森進一かな?

過去に家事で命を落とした息子に代わって、金持ち一家で大事に育てられていました。人形のくせに、館の中を移動したり、さまざまな怪奇現象を引き起こします。

パトリック・ベイトマン『アメリカン・サイコ』(2000)

そのとなり、血まみれでポップコーンをほおばる男性は、『アメリカン・サイコ』に出てくるエリートサラリーマン、パトリック・ベイトマンです。ニューヨークの一等地で誰もが羨む生活をしていますが、その実は快楽殺人者であり、エリート社会が抱える闇を浮き彫りにします。

彼の役はカメレオン俳優、クリスチャン・ベールが怪演。ウィレム・デフォー、ジャレッド・レト、クロエ・セヴィニーなど、個性的な面々が脇を固めています。

ノリスから出てきた物体『遊星からの物体X』(1982)

右端で首を長ーくしてスクリーンを見ているのは、『遊星からの物体X』に登場する隊員のひとり、寄生されたヴァンス・ノリスの腹から登場した「物体」です。過去に宇宙から飛来した「それ」は、長年の間、南極の分厚い氷の下にいましたが、地質調査の際に地表に出てきてしまいました。

数多くのホラー映画を手掛けたジョン・カーペンターによる作品です。数多くの異型のモンスターが登場する本作はいまでもたくさんのファンに愛されています。

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