2021年10月15日、SF超大作の『DUNE/デューン』が公開されました!
前回の記事では、オスカー・アイザックが出演するおすすめ映画をご紹介しました!

どぅーーーーーーーーーーーーーん!
『デューン』企画の第四弾、今回はティモシー・シャラメ演じる主人公の母親を演じる、レベッカ・ファーガソンが過去に出演した、おすすめ映画をご紹介します!
『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(2015)
アメリカの極秘組織・IMFのエージェント、イーサン・ハントは、ロンドンの拠点を訪れ、指令を確認していたところ、突如として麻酔ガスが放出され、意識を失います。目を覚ますと、そこは敵の組織のアジトで、拘束され拷問を受けることに。しかし、1人の謎の女性の手引きにより、なんとか脱出することができました。この一件から、悪の組織「シンジケート」の存在を知ったハントは、IMFの同僚、ブラントに連絡を取りますが、政治的なしがらみから、IMFはその機能が解体され、CIAに吸収されたことを知ります。その6ヶ月後、あれから姿を消したハントは反逆者と見なされ、CIA長官ハンリー指揮のもと、捜索が続けられていました。ある日、ハントの元同僚のベンジーは、オペラ・コンサートのためにウィーンを訪れます。そこに接触してきたハント。そのコンサートには、オーストラリアの首相が招待されていましたが、その暗殺計画があるということなのです。公演が始まり、バックステージにいる怪しい男を見つけて撃退するも、別の場所に2人の狙撃手の姿が。そのうち1名は、敵のアジトにいた女、イルサでした。
トム・クルーズ主演のシリーズ5作目です。前作の、ブラッド・バードが監督した『ゴースト・プロトコル』(2011)は、コメディ色の強いエンタメに仕上がりましたが、本作では、原点に立ち戻り、スタイリッシュなスパイ映画の要素が多めとなりました。このシリーズでは、イーサン・ハントがその身体能力を活かして「不可能」な侵入を行うのが見所となっていますが、今回は巨大な水槽に潜り、文字通り息を飲むスリルを味わうことになりました。

いっつもつるされるよねー
監督は、続編の『フォール・アウト』(2018)、そして2022年に公開の最新作も担当するクリストファー・マッカリーです。『ユージュアル・サスペクツ』(1995)の脚本家として有名で、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(2014)や『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』(2017)など、トムの作品の脚本を数多く担当しています。
レベッカ・ファーガソンは、謎の女性・イルサに抜擢、本作により大ブレイクを果たしました。
『ライフ』(2017)
国際宇宙ステーションに滞在する宇宙飛行士のデビッドたち6人のクルーは、初めて生命体を捕獲することに成功した火星探査機を回収します。生物学者・ヒュー博士がその微生物を実験室で培養すると、順調に成長を遂げ、自ら動くようにもなりました。可愛げのあるそれは「カルビン」と名付けられます。しかしある日、異常なスピードで巨大化していたカルビンが突如凶暴化すると、博士に攻撃を仕掛けます。乗組員のロイは、研究室にとっさに救出に向かい、火炎放射器で攻撃を仕掛けるものの、逆に食い殺されてしまいました。密閉されていた研究室は、炎によって換気口が開いてしまい、カルビンはダクトを通って宇宙ステーション内に侵入します。
果てしない暗闇が広がる、静謐な真空に満たされた宇宙。それだけでも背筋が冷えるところ、そこを漂う宇宙船の密室の中に現れる未知の邪悪な存在は、名作映画『エイリアン』(1979)をも彷彿とさせるような恐怖を味わえます。
主演のジェイク・ギレンホールは、『ドニー・ダーコ』(2001)の暗い高校生役でブレイク、『ブロークバック・マウンテン』(2005)や『ゾディアック』(2007)、『ナイトクローラー』(2014)など、「彼の出演作にははずれがない」と言われるほど、良作に恵まれています。また、ハリウッドで活躍中の真田広之もクルーの一員として出演しています。
レベッカ・ファーガソンは、ヒロインのミランダを演じました。
『グレイテスト・ショーマン』(2017)
1800年代のアメリカ。P・T・バーナムは、幼少期は貧しい仕立て屋の息子でした。小さなころから人を楽しませるのが好きだった彼は、父親が仕事で訪問した金持ちの家の娘、チャリティと知り合って惹かれ合います。父が病死し、ホームレスとしてなんとか暮らした青年期も、彼女と変わらず文通を続けていました。大人になり定職についた彼は、ついに彼女を迎えに行き結婚、娘たちも誕生し、つつましいながらも幸せな生活をしていました。しかし働いていた貿易会社が倒産してしまいます。そのため、銀行から融資を受けて、世界の珍品を集めた博物館を開業するものの、客足はさっぱりでした。その後、夢や奇想の世界を追求した彼は、小人やひげ女、犬男や巨人など、ユニークな面々を雇い、誰も見たことのないサーカス・ショーを始めるのでした。
もともと歌とダンスを得意とした舞台俳優だったヒュー・ジャックマンによる、『レ・ミゼラブル』(2012)以来となるミュージカル映画です。105分という短い上映時間の中に、虐げられてきた者たちの社会通念からの脱却を主軸として、家族・愛・野心・絆、さまざまなエピソードがぎゅっと詰まっています。そしてなによりも、登場人物たちの力強い歌声には、思わず心が揺さぶられることでしょう。
妻のチャリティを演じたのは、『ブロークバック・マウンテン』(2005)や『マリリン 7日間の恋』(2011)のミシェル・ウィリアムズが配役されました。また、共同経営者のフィリップ役は、『ハイスクール・ミュージカル』(2006)で主人公を演じたサック・エフロン。そして彼と恋仲になる空中ブランコの演者は、『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)から始まる最新シリーズでヒロインのMJに抜擢されたゼンデイヤです。
レベッカ・ファーガソンは、物語のキーパーソンとなるオペラ歌手のジェニー・リンドを演じました。
『メン・イン・ブラック:インターナショナル』(2019)
ブルックリンに住む少女・モリーは、家の中にカラフルで小さなエイリアンを発見。そして、それを捜査しに来た、ブラックスーツに身を包みサングラスをかけた男たちが、両親に謎の光を浴びせて記憶を消すところを、こっそり目撃してしまいました。20年後、大人になった彼女はこの経験が忘れられず、宇宙の神秘を追い続け、一方で黒服の組織の正体を探っていました。頭脳明晰な彼女は、FBIやCIAの採用面接を受け、組織の存在をそれとなく探るも、見つけることができません。そんなある日、自ら作った探知機により、未確認生物が地球に飛来してきたことを探知、現場でエイリアンと黒服の捜査官を発見します。彼らを備考して建物に侵入しますが、あえなく捕まってしまいました。そこはMIBと呼ばれる、違法なエイリアンを取り締まる極秘組織でした。尋問中、どうしても捜査官になりたいという彼女の意気込みを受け取った責任者のエージェントOは彼女を採用、ロンドン支部へ配属させます。そこで出会った、エージェントHと呼ばれる破天荒な同僚とともに、ジャバビアン星人のバンガスの護衛の任務に付いたところ、謎の敵に急襲されるのでした。

冒頭、コロンビア・ピクチャーズのロゴがふざけてるから必見!
ウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズが主演した『メン・イン・ブラック』(1997)シリーズのスピンオフの作品で、今回はヨーロッパが舞台となっています。個性的なエイリアンたちが登場する楽しさはそのままに、ロンドンやパリの美しい街並みの世界観が新鮮な作品となりました。
主演は、『マイティ・ソー』(2011)シリーズでも共演した、クリス・ヘムズワースとテッサ・トンプソンです。『バットマン ビギンズ』(2005)や『96時間』(2008)のリーアム・ニーソンや、『ハリー・ポッター』シリーズのトレローニー先生役のエマ・トンプソンなどの大御所が脇を固めました。
レベッカ・ファーガソンは、奇抜な扮装で、Hと過去に関係のあった武器商人・リザを演じました。
『ドクター・スリープ』(2019)
「シャイニング」と呼ばれる超能力を持ち、テレパシーや霊視のちからを持つ少年・ダニーは、オーバールックホテルの237号室で遭遇したこの世のものではない女の影におびえていました。しかし、同じくシャイニングを持つホテルの料理長、ディック・ハロランから、頭の中に箱を作って閉じ込める方法を指南されて実行、それからその亡霊に悩まされることはなくなりました。数十年がたち、大人になった彼は、酒に飲まれる日々を過ごしていました。ある晩バーで泥酔し、翌日目を覚ますと知らない女性の部屋に。魔が差した彼は、彼女の財布から金を拝借してその場を立ち去ります。一方、シルクハットをかぶった奇妙な女、ローズとその仲間は、「シャイング」を持つ子どもたちを襲ってその生気を吸い取りながら、バンに乗ってアメリカ各地を彷徨っていました。ある日、ローズは、かなり強力なサイコキネシスの力を持つ、アブラという少女の存在に気づき、その居場所を探し求めます。一方、各地を転々としてたどり着いたフレイジャーで、職を住居を得られたダニーも、アブラの存在を感じ始めるのでした。
前作の『シャイニング』は、巨匠スタンリー・キューブリックによって1980年に映画化されて人気を博しました。その30年後のストーリーが、原作者のスティーヴン・キングによって制作され、今回、映像化に至りました。前作は、原作を大きくアレンジしたこともあり、キングからのお墨付きはもらえませんでしたが、今回は原作のストーリーを忠実に再現しています。またその一方で、ビジュアルについては映画版をしっかりと踏襲しており、どちらのファンにもうれしいつくりとなっています。
主演は『トレインスポッティング』(1996)や『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999)のユアン・マクレガー。彼を助けるビリー役は、『ダイ・ハード4.0』(2007)や『エアベンダー』(2010)のクリフ・カーティスが演じています。
レベッカ・ファーガソンは、敵のボスであるリザを禍々しく演じました。