『DUNE/デューン』公開記念シリーズその1 主演のティモシー・シャラメが出演したおすすめ映画5選!

映画

2021年10月15日、SF超大作の『DUNE/デューン』が公開されます!

アメリカの作家、フランク・ハーバートが1965年から発表を始めた小説シリーズが原作です。過去にはデヴィッド・リンチなどによって映像化されたものの、この桁外れなスケールの世界観を描ききることは叶いませんでした。しかしそれから40年、映像技術の革新により、ついに満を持しての壮大な作品が完成しました。

ドゥー――ン!

キャストやスタッフも、若手から大御所まで、この時代を代表する超豪華で個性的な面々が揃いました。ティモシー・シャラメ、レベッカ・ファーガソン、オスカー・アイザック、ジョシュ・ブローリン、シャーロット・ランプリング、ステラン・スカルスガルド、ハビエル・バルデム、デイヴ・バウティスタ、ゼンデイヤ、ジェイソン・モモア、デヴィッド・ダストマルチャン。監督はドゥニ・ヴィルヌーヴ、脚本はエリック・ロス、音楽はハンス・ジマー

これだけ語りたい人たちがいると、ちょっと1記事では説明が完結しないですね。そこで今回はまず、主演のティモシー・シャラメが出演するおすすめの作品をご紹介します!

『君の名前で僕を呼んで』(2017)

1980年代の夏、北イタリアが舞台。17歳のエリオは両親と一緒に田舎の町の別荘に滞在しています。父親は古代ローマの研究をしている大学教授で、助手として教え子の大学院生を迎えるのが毎年のお決まりになっていました。その年に選ばれたのは、長身で自信に満ち溢れた様子の聡明な青年、オリヴァーでした。エリオは、最初のうちはその言動に不思議と嫌悪感を抱いていました。しかし、次第にその気持ちは好意から愛情に変化していくのでした。

みずみずしくて繊細な気持ちが揺れ動く、ストレートで情熱的なラブストーリーです。愛欲があるからこそそっけなくしてしまうような複雑な二面性や、言葉にできない熱情の重みは、「若い頃にはそんなことあったよなあ」と、誰しもが共感することでしょう。

BL・・・(*´∀`*)

ティモシー・シャラメは、本作で主人公のエリオ役を演じて大注目、22歳にしてアカデミー賞主演男優賞にノミネートされることになりました。オリヴァー役はアーミー・ハマー。『ソーシャル・ネットワーク』(2010)では双子のエリート大学生を演じ、『ローン・レンジャー』(2013)や『コードネーム U.N.C.L.E.』(2015)などのアクション映画で活躍をしています。

また、監督のルカ・グァダニーノティルダ・スウィントンが主演した『ミラノ、愛に生きる』(2009)で注目され、2018年に発表した、名作ホラー『サスペリア』(1977)のリメイクも話題となりました。

『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』(2019)

ニューヨーク・マンハッタン出身のギャツビーは、母親と反りが合わず、一人暮らしをするため、あえてペンシルバニア州にある小さな大学に通いながら、ギャンブル三昧の生活を過ごしていました。同級生で恋人のアシュレーは、更に田舎のアリゾナ州出身のお嬢様で、ジャーナリストを目指す活発な才女です。ある日、授業の課題で映画監督のローランド・ポラードにインタビューするためにニューヨークに行けることになって大喜びの彼女に、ギャツビーも付き添うことにします。しかし彼女は有名人との接触に舞い上がってしまい、彼との約束を断ってしまい、すれ違っていく2人でした。

監督のウディ・アレンは、ニューヨークを舞台に、『アニー・ホール』(1977)や『カイロの紫のバラ』(1985)、『ブロードウェイと銃弾』(1995)などなど、実に数多くのラブコメディを撮ってきました。しかし、近年では、『ミッドナイト・イン・パリ』(2011)や『ローマでアモーレ』(2012)など、海外を舞台とした作品が続いたりもしていましたが、本作は「これこれ、いつものだなあ」として安心できる作りとなりました。

ティモシー・シャラメは本作では主演のギャツビー役。アシュリー役には、『バベル』(2006)や『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(2008)で子役として出演し、近年では『マレフィセント』(2014)や『ティーンスピリット』(2018)などで主役を張るエル・ファニング。また、ギャツビーの幼馴染のチャン役は、歌手としても活躍中のセレーナ・ゴメスが務めています。

『キング』(2019)

ネトフリ限定だから写真がないよ〜

イングランド王のヘンリー4世は、その暴君然とした行動から、統治している貴族たちから信頼を得られていません。また、長男のハル王子は、酒場に入り浸ってジョン・フォルスタッフという酒飲みとつるみ、享楽的な暮らしを続けていることが悩みの種でした。ある日、パーシー家の面々が王家に対して反乱を起こします。弟のトマスがその討伐を任されていることを知って、心配になって駆けつけたハル王子は、首謀者と一騎打ちの末に、打ち倒すのでした。その後、ヘンリー4世が病気で危篤になります。父は息子を許して死に、王子が王位を継承。そして、その重責に悩みながら、長らく休戦状態にあったフランスに宣戦布告をするのでした。

シェイクスピアの戯曲『ヘンリー4世』『ヘンリー5世』を原作とした、骨太な史劇です。とは言っても、時代劇特有の行儀よくかしこまったような様式はあまり感じられず、もはやクールでエキサイティングなサスペンスでした。また、リアルで血なまぐさい合戦のスケールは圧巻です。

本作で王子を演じたティモシー・シャラメは、いつものアンニュイな魅力だけではなく、内に秘めた無骨な熱情を爆発させ、新たな面を見せてくれました。

キーマンとなるフォルスタッフを演じたのはジョエル・エジャートン。『華麗なるギャツビー』(2013)や『ジェーン』(2016)などで印象深い演技を披露しています。后となるキャサリンは、ジョニー・デップの娘、リリー・ローズ・デップが配役。また、フランスのシャルル6世の皇子ドーファンは、『トワイライト〜初恋〜』(2008)や『TENET』(2020)のロバート・パティンソンが怪演しています。

『レディ・バード』(2017)

カリフォルニア州、サクラメントが舞台。高校生のクリスティン、通称「レディ・バード」の夢は、ニューヨークの大学に進むことです。しかし、うつ病の父親に代わり家計を支えている母親のマリオンは、州内に大学に通うことを望んでいて、その意見の相違から、いつも口論が絶えません。ある日、レディ・バードは演劇教育の一貫で参加したミュージカルのオーディションで出会ったダニ―に恋をして夢中になります。しかし、公演の後の打ち上げパーティで、彼が女性を恋愛対象として見ていないことを知り、ショックを受けるのでした。

18歳のときに誰でも感じる「もやもや」を、美化することなく丁寧にありのままに語る、好感の持てる作品です。等身大のレディ・バードのことがいつの間にか好きになり、感情移入してラストには温かい涙を流すことうけあいです。

主演のシアーシャ・ローナンは、『つぐない』(2007)で13歳のときにアカデミー賞助演女優賞にノミネート。その後も『ラブリー・ボーン』(2009)や『ハンナ』(2011)、『ブルックリン』(2015)などに主演し、アカデミー賞の常連となっています。レディ・バードが最初に恋したダニ―には、ウェス・アンダーソン監督の『ムーンライズ・キングダム』(2012)で注目を集め、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』(2016)や『Mid90s ミッドナインティーズ』(2018)などの良作に出演している、ルーカス・ヘッジズ

そして、ティモシー・シャラメは、ちょっとキザでマイペースな、レディ・バードの憧れの対象となる他校の生徒を、独特の存在感を漂わせて演じていました。

さすがティモシー、青春キラキラ系がおおいね〜

『インターステラー』(2014)

環境破壊起因の慢性的な異常気象による食料危機で、人類は滅亡に向かって突き進んでいました。元々空軍のパイロットであったクーパーは、長男のトムと次女のマーフ、義父の4人で農園を営んでいます。彼らが住む家では、本棚から勝手に本が落ちる現象が起きており、どうやらそれには一定のパターンがあることに気づいたマーフ。彼女とクーパーがその法則を読み解いたところ、ある地点の座標が導き出されました。半信半疑でそこに向かってみると、果たしてそこはNASAの極秘施設であり、人類が移住できる惑星を探すプロジェクトが進行中だということが分かりました。そしてクーパーはその調査船の乗務員を依頼されるのでした。

言わずと知れた、クリストファー・ノーラン監督の本格SF大作です。理論物理学者のキップ・ソーンが全面監修し、ブラックホールのビジュアルや重力物理学の最新の仮説がそのまま映像化されており、知的好奇心が存分に揺さぶられる一方で、時間のスリルや裏切りのサスペンス、そして普遍的な家族愛が描かれた、壮観な総合映画です。

クーパー役のマシュー・マコノヒーは、『評決のとき』(1996)や『U-571』、『リンカーン弁護士』(2011)や『ダラス・バイヤーズクラブ』(2013)など、数多くの名作で主演してきました。共演には、『プラダを着た悪魔』(2006)や『レ・ミゼラブル』(2012)のアン・ハサウェイや、『ツリー・オブ・ライフ』(2011)や『ゼロ・ダーク・サーティ』(2012)のジェシカ・チャスティンなどの実力派。

そして、本作では、ティモシー・シャラメは子供の頃のトム役を初々しくも印象的に演じています。

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